株価を読む「バリュー株か?グロース株か?」

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株価を読む(4)「バリュー株か?グロース株か?」

株にバリュー株グロース株という分類方法があります。

バリュー投資とは、現在の株価が『過去から現在までの動き』に比べて割高か割安かを判断する投資方法です。
「過去から現在までの株価はこのように動いた」という事実で割高や割安を判断し、“割安なら買う”という投資方法です。

グロース投資とは、現在の株価が割高か割安かの判断を「将来の企業の業績」に求めて判断する投資方法です。
「将来の企業業績はどうなるか?」と予測して、「予測以上に業績が伸びそうだ」と判断できるなら、 たとえ現在の株価水準が高くても割安と判断すれば買う投資方法になります。

定義にもよりますが、バリュー株は一般にPERやPBRといった数字が相対的に低い銘柄と言えます。

この、企業の価値を評価する指標であるPERを例にとります。

PER= 株価 ÷ 一株あたり年間税引き後利益

で計算されます。投資に際し株価の分析をする場合に、期待がどの位織り込まれているかを表わす数字と言えます。

PER30倍の会社があるとすると30年の利益が株価に織り込み済みであるといえます。PERの高い企業ほど将来の期待が大きいということができます。

1979年から直近までの日本株のデータ(ラッセル野村日本株インデックス)で見ると、バリュー株のリターンが10.05%、グロース株は4.24%となっており、バリューがグロースを上回っているそうです。

グロース(成長)株には大きな期待があり、期待通りに成長して当たり前で、サプライズはありません。逆に期待を下回るともともと不安定な企業が多いために、失望売りが積み上げられます。期待が大きい分、失望したときの反動が大きいのですね。

一方バリュー株は、もともとあまり期待されていないので、悪くても株価が下がりません。しかし、期待以上のことがあるとポジティブサプライズで株価が上がる、という結果になっているのです。


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