出来高・売買高

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株価を読む(7)「出来高」

証券取引所で売買が成立した株式数のことを出来高といいます。

出来高が増え始めると、数日後から株価が少しずつ上昇に転じます。
逆に上昇中に出来高がここ数年間になかったほど大きく膨らんできたら、売り時のシグナルとなります。
出来高が増えると、その銘柄は天井が近づいていると言えるのです。

ではなぜこのようなことが言えるのでしょうか。

機関投資家たちはその多くが数千億円単位のポートフォリオを運用しています。
これら機関投資家たちのマネーが市場の75%程度を占めており、ほとんどの場合、市場において問題になるのは彼らの動きです。

例えば5000億円の資産を運用しているファンドが、ある銘柄でファンドの1%のポジションを持とうと考えたとします。
そうすると、その銘柄を50億円分購入する必要があります。
仮にその株が一株1000円だとすると、そのファンドは500万株購入することになります。

仮にその銘柄の一日の出来高が1000万株だったとして、そのファンドが一日の出来高の5%、50万株を買えたとすると、ファンドが50億円のポジションを取得するまでに100日もかかってしまいます。
実に三ヶ月以上です。
現実には毎日は買い進まなく、値が多少下がったところで買いを再開するでしょう。

このようなファンドのじりじりと、そして大量な買い集めが出来高に反映されるのです。

ベテラン投資家の中には、もっぱら売買高の推移に注目して有望株を探し、株式投資を行っている人もいます。売買高の推移に注目しておれば、売りと買いのタイミングを考えるうえで役立ちます。

[参考文献]
オニールの相場師養成講座―成功投資家を最も多く生んできた方法


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