スクリーニング「買い時を間違えない為のPER・PBR分析」

買い時を間違えない為には株価の現在の水準が割安か割高かを判定しなければいけません。

株価水準を判断するために用いる指標はPER（Price Earning Ratio；株価収益率）が良く使われています。
PERは現在株価を当期予想の一株あたり利益（EPS）で割って求めます。

現在の株価が割高なのか割安なのかを判断するためには、所属する同業種全体（同産業種セクター）のPERとの比較を行うのが一般的と言われています。
比較した同産業種よりPERが高ければ株価は割高、低ければ割安と判断できます。
（業種別の平均PERは、「業種別平均PER,PBR,ROE一覧」を参考に頂ければ幸いです。）

ここでもう一歩進んだ分析をしてみましょう。現状株価が割高なのか割安なのかを過去のPERを基に判断します。

まず最初の手順として過去のPERを年ごとに算出します。
過去のEPSや株価水準は四季報やIR発表などで確認できますので、それを基に算出しましょう。もちろんさかのぼればさかのぼる程良いです。

こうして過去のPERを算出し、全年の平均PERを求めます。
現在のPERが、過去のPERの平均値よりも高い年は割高、そして平均値よりも低い時は割安と判断するやり方です。

このやり方です現状の株価水準の判定が出来ます。PBRでも同様の手法が使えます。

PERの推移を表示する便利な方法

面倒な計算をせずに簡単に過去のPERの推移を見る方法があります。
カブドットコム証券 で提供しているチャートツール、カブドットコムスーパーチャートを使う方法です。

業種PERとの比較と推移を見ることができますので、非常に簡単で便利です。
是非活用してみて下さい。

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