SQ 先物取引、オプション取引とは

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株価を読む(10)「『SQ』 先物取引、オプション取引とは」

これから2回にわたって「SQ」、株価指数を対象とした先物・オプション取引の特別清算日について解説します。
SQを知るためには、先物・オプション取引についての知識が必要です。今回はそこから解説したいと思います。

先物取引、オプション取引とは

先物取引とは、将来のある日において決済することを前提に、現在の価格で取引するものです。
日経平均やTOPIXを対象としており、将来の決済日までの間に上がると思えば買い、下がると思えば売り、となります。

もともとは機関投資家など大量に株式を保有している投資家が、持ち株の値下がりリスクをヘッジするために使われていました。
最近では、個人投資家でも買える価格のミニ日経平均先物(日経225mini)が大阪証券取引所に上場し、注目を集めています。


先物取引
図;先物取引(買い)の概要

一方のオプション取引は、将来のある日に日経平均やTOPIXをある価格で買う権利(コールオプション)とある価格で売る権利(プットオプション)に分かれ、その価格のことを行使価格と呼びます。


オプション取引
図;オプション取引(コールオプション)の概要


あらかじめ決められている将来の決済日は、先物取引の場合、3・6・9・12月の第2金曜日、オプション取引の場合は、毎月第2金曜日となっています。
それぞれ日経平均採用銘柄のその日の始値をもとに、決済するための清算値を計算し、これをSQ値と呼んでいます。

この先物取引の決済日と、オプション取引の決済日が重なる日を特に「メジャーSQ」などと呼びます。

先物・オプション取引を駆使するヘッジファンドが与える影響

先物・オプション取引には、レバレッジ効果(投資した資金の何倍もの取引ができる)があります。

例えば、先物取引では1単位の取引をするのに数十万円の証拠金(証券会社によって異なります)があればよく、日経平均が10円上がれば損益額は10000円単位で動きます。
例えば、1単位の証拠金が50万円として、買った先物が200円上昇すれば、1単位当たりの利益は20万円で利益率は40%ということになります。

オプション取引は、さらにレバレッジ効果が高いので、先物とオプションを使って投資資金を最大限に活かそうとするヘッジファンド等が数多くあります。


[つづく]SQ 先物取引、オプション取引の影響


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