需給関係(信用買い・信用売り)

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株価を読む(2)「需給関係(信用買い・信用売り)」

株式市場が上昇、あるいは下降する要因には大きく三つあります。
需給要因、ファンダメンタルズ要因テクニカル要因の三つです。

売りに出される株数よりも買いの株数の方が多ければ、株価は高くなり、逆に、売りに出される枚数が買いの枚数を上回るときに株価は下がります。
株価の値付け方法がオークション方式ですので、当たり前ですね。
つまり、ファンダメンタルズ(企業の業績や経済状況など)が良くても、売られる株が多ければ株価が上がらないということです。


例えば、好業績を尻目にして株価が下げている企業があるとします。
割安感から信用買いが入り、信用買い残高が膨らんで行きます。
株価は反発の気配を見せますが、少し上げたところで以前から上値で買っていた投資家がすぐに売り浴びせてくるので、上値を押さえられてしまいます。

こうして買い需要がしぼんでくると、株価は再度じりじりと下げ始め、また割安感が出てくるまで下降トレンドをたどり、後はそれを繰り返します。


こうした悪循環を断ち切るには、大きく膨らんだ信用買い残高が整理される必要があります。

需給関係が悪化している事実は、信用取り組み(信用倍率)に表れます。
信用倍率が膨らんでいるということは、将来の売り圧力の方が徐々に大きくなっていることを示しています。

たとえ優良銘柄であっても、中途半端な割安感から手を出してはいけないわけです。


ここで面白い現象が起きる場合もあります。
たとえば、目先材料がなくほとんどの人が下げると予想している場面では、弱気筋の信用売りが溜まって行きます。

信用売りは将来の買い戻し要因(6ヶ月まで)ですので、そこに誰も予想していなかった大きな材料が登場すると(買収や主力商品の大ヒットなど)、新規の買いが起こるだけでなく一気に「信用売りの買い戻し」が入り、大暴騰が起きます。
この現象は「総踏み上げ」と呼ばれます。


[関連コラム]
(補足)信用取り組み倍率とは
逆日歩

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