バランスシート(貸借対照表)から読む。財務の健全性を見抜く自己資本比率

Puffettの銘柄選び

 
コンテンツ

株式投資コラム>バランスシートから読む。財務の健全性を見抜く自己資本比率

Puffettの銘柄選びトップ
株式投資コラム
銘柄選び日記
日記アーカイブ
トレード記録
書籍紹介
リンク集
プロフィール
Mailフォーム


 

バランスシートから読む。財務の健全性を見抜く自己資本比率

 企業の資金の集め方は、他人資本(負債)と自己資本の二つがあります。どちらも貸借対照表(バランスシート)上で右側に記載される項目です。

 資金繰りに悩むことなく本業へ集中できる体制がビジネスの発展に不可欠ですから、そのための安定した資金の調達が必要です。この資金の調達方法が健全であるかどうかを見る指標が「自己資本比率」です。資金の集め方の総額である総資本のうちに、返済不要の自己資本がどの程度の割合を占めているかをチェックします。

自己資本比率

 この自己資本比率が高いほど、資金の集め方が健全で、他人資本である借金への依存度が低いと言えます。

 自己資本はビジネスを開始するときの元手と、その後の事業年度で稼いだ利益の蓄積です。流動比率固定比率などの指標は、業種や商取引上の決済方法などに違いのある企業間では単純に比較できませんが、自己資本比率は比較できます。

 どの企業も商取引での仕入債務や税金の未払い部分、将来の退職金債務などを抱えているので、他人資本をゼロにすることは不可能ですが、総資本のうちに占める負債の額は半分以下に抑えておきたいものです。

 自己資本比率を高める方法は三つあります。

  1. 増資により資本金の額を増加させること。
  2. 利益余剰金を社内に留保して行く方法。
  3. 無駄な資産とそれに対応する負債の圧縮です。総資産を小さくすることで計算式の分母が小さくなるので、自己資本比率が高まることになります。

[参考ページ]

バランスシート(貸借対照表)の基本モデル

[前のページ]
>>設備投資の健全性は?(2)
  [次のページ]
>>バランスシート分析まとめ


>>財務諸表コラムトップへ
©2008 Puffett All right reserved. 

Puffettの銘柄選びトップ | 株式投資コラム | 銘柄選び日記 | 書籍紹介 | リンク集 | プロフィール | Mailフォーム