バランスシート(貸借対照表)分析まとめ
バランスシート(貸借対照表)分析の方法をまとめておきましょう。
- 流動比率は「企業の短期間での資金繰りに問題が無いか」をチェックする指標です。流動比率は100%を超えて、高ければ高いほど良い。
(参考;企業の短期的支払い能力)
- 当座比率は「企業にすぐに自由に使える資金はあるのか」をチェックする指標です。当座比率は100%を超えていることが良い。
(参考;すぐに自由に使える資金はあるのか?)
- 固定比率は「企業の設備投資に無理がないか」、「返済不要の自己資本で設備投資しているか」をチェックする指標です。固定比率は100%以下であることが良い。
(参考;設備投資の健全性は?)
- 固定長期適合率は「設備投資、つまり長期的な固定資産への投資が、自己資本と固定負債の範囲内で行われているか」を判断する指標です。固定長期適合率は100%以下であることが絶対条件です。
(参考;設備投資の健全性は?(2))
- 自己資本比率は「資金の集め方の総額のうち、返済不要の自己資本の率」を表しています。自己資本比率は高ければ高いほど良いでしょう。
(参考;財務の健全性を見抜く自己資本比率)
上記の指標は業種間によっても大きく異なってきます。そのため同業種間で比較することが重要です。
また、基本的に、Puffettの銘柄選びのコラムで紹介しているスクリーニング条件では自己資本比率が50%以上の銘柄のみが抽出されます。
(参考;収益性を裏付けるROA)
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